メイドカフェ行けるかな 前編
どうも、大人迷子です。
ついにやっちまいましたな。
魔境潜入ミッション。
いやー、キツいっす(真顔)
まずは下調べ
まぁこのブログというか、このところの方針として「知らないから」やってみるだけの話なのだが、どうせならブログのネタになるようにしたいものである。
つまり、出来れば写真を撮りたい。
どうもメイドカフェって写真撮影は基本NGなようである。うーん、メンドクセー。
そういったワケで撮影可(メイドや他の客が映るとNG)な店に行くことにしました。
本音
なんかね、行きたくなかった。
行ったら大切な何かを無くしてしまう気がした。
白状すればこれまで二度、「行ってみよう」と思いながら途中で心が折れた。
3度目の正直、向かいます。
なんならスパルタンレース出走前みたい緊張感が全身を駆け巡る中、店の前に辿り着いた。
そのビルはフロア別に3店舗くらいメイドカフェが入っているようであるが、私が躊躇している間ビルに出入りするのは「今時こんなのいるのか」ってくらいの見事なオタクばかりであった。
……どうしよう、同類になりたくない。
覚悟を決める、心は折れる
『同類になりたくない』だと?
何を馬鹿な。
自分がそんな上等な人間だとでも思ってるのか。
と、普通に生活していればしなくて良かった筈の自己批判をして自分を奮い立たせる。
……自己批判をして自分を奮い立たせるってよく考えるととんでもねーな。
覚悟を決めて、EVに乗り込む。
なんかね、EVが臭い。
電車で隣にいるヤツが臭いみたいな感覚あるじゃないですか。それです。
誰もいない筈のそこで、もはや染みついているのであろう残り香を感じる。
なんだここは地獄かよ。
洗礼(先制攻撃)
目的のフロアに降り立つが、この期に及んでEVホールから店内に入る勇気がない。
たかだか店に入るだけがこんなに怖かったことって今まであったろうか。いやない。
しかし世の中は甘さ控えめ、店内のメイドに察知されたようでEVホールまでお出迎え。
敢えなく御用(入店)となった。
店内はスッカスカ。
当たり前である。
平日の昼間から(銀行の手続きとターミネーターのために午後半休にした)こんなところに来ているバカタレがウジャウジャいてたまるか。
適当な席に通された時、それは起こった。
(※以下、メイド=冥、大人迷子=大)
冥「はじめてにゃんにゃんですか?」
大「は?」(←よく聞こえなかった)
冥「…はじめてにゃんにゃんですか?」
大「……え?」(←聞こえたけど理解出来ない)
冥「………このお店来るの初めてですか?」
大「………あぁ、あぁ。はい」
……どうしよう、帰りたい(´・ω・`)
初心者相手に飛ばしすぎじゃあないのか。
どうやらここは語尾に「にゃん」をつける系の店であるようだ。
それにしたって理解するのが遅いと言われそうだが、日常で「にゃん」とか言うことも聞くこともないので混乱するのは無理ないと思う。
冥「ここは夢の国なので、60分毎に入国料500円とワンドリンクオーダー頂いてるんだにゃん☆」
大「…はぁ」
冥土「メイドさんを呼ぶときは『すいませーん』じゃなくて『にゃんにゃーん』って呼んで欲しいんだにゃん☆」
……どうしよう、絶対やだ(´・ω・`)
2~3杯引っ掛けてから来るべきだったか。
素面で耐えられる気がしない。
蹂躙
とりあえずコーヒーを注文して様子を見る。
見るつもりだった。
冥「夢の国に来るとお耳が生えちゃうんだにゃん☆」
何か知らん(パンダか?)耳を被せられる。
有無を言わさない。
まぁ顔は隠させて頂いているわけだが、ハッキリいって目が死んでいた。
悲しかった。
テメーのとこの子供相手でもないのに何故こんなモンつけられなきゃならんのか。
無論言うまでもなく望んでもいないのに無理矢理つけられてるのである。
やはり引っ掛けてから来るべきだったろうか。
それとも今からでもコーヒーをビールに変更するべきだろうか。
思考はまとまらず、心は荒れていく。
………続く
いや、書き起こしててつくづく酷いもんだな。