予防接種についておさらい
どうも、予防接種は12/17予定の大人迷子です。
今年もインフルエンザが流行る季節になりましたが、皆さんのまわりはいかがでしょう。
ウチの職場の同僚などは娘さんがインフルエンザにかかったそうですが、本人及び職場への拡大は今のところ防げております。
今日はそんなインフルエンザ予防の一つ、皆さんご存知予防接種について、個人的な確認も兼ねておさらいしていきます。
そもそも予防接種って?
その病気にかかりにくくすることを目的に、毒性を弱めた(あるいは不活性化された)病原体などをあらかじめ投与することのようである。
※病原体がつくる毒素であったり、たんぱく質による精製物質の場合もあり。
「何をいまさら」と思うかも知れませんが、ご存知ないかたは再確認して下さい。
(ワクチンの種類にもよりますが)弱毒化、あるいは不活性化されたモノではあっても病原体そのものを体に取り込むということになります。
インフルエンザの予防接種で必ず言われる「副反応」が引き起こされるのは、考えてみれば至極当然のことなのかも知れません。
インフルエンザワクチンについて
インフルエンザの予防接種では、基本的にインフルエンザワクチンを使います。
皆さんご存知の通り、インフルエンザにはいろいろな型があります。
A型とかB型とかそういうやつですね。
ワクチンはこのうちいくつかを混合して作られるようですが、じゃあどれを混合するのかをどうやって決めているのかという話で。
乱暴に言えば事前の予測に基づいて決めます。
「おっ、今年はこの型のインフルエンザ流行っとるな。ほんなら今年用はその型でワクチン作るか」なんてのじゃあ間に合わねーですから、そこはある程度仕方ないでしょう。
予測の精度についてはここでは言及しませんが、この予測が外れるとまずそこであちゃーってなりますよね。
また、その年の流行の型じゃないからといって他の型のインフルエンザが消滅するわけでなし、ワクチンと違う型のインフルエンザにかかる可能性もまた消滅するわけではありません。
ワクチンの効果について
※参考:厚生労働省HP
厚生労働省ですよ。
こーせーろーどーしょー。
そこにインフルエンザQ&Aってのがございますんで、お勉強してみるわけです。
感染に対して
それによるとですが、まずワクチンには感染を完全に抑える働きはありません。
※太字部は原文ママ
……なんかちょっと言い回しがズルいと感じるのは私だけでしょうか。
そりゃ世の中完全なんてねーだろーが、じゃあどのくらい感染防いでくれるんだよと。
ちなみにここでいう「感染」とは、ウイルスが体内に入ってある程度増殖している状態。
まぁね、ウイルスが体内に入ることそれ自体までワクチンに防いでもらおうってのは虫が良すぎるってもんでしょうし、体内に入って即滅菌なんて無理でしょうから多少は増えるでしょうな。
これは仕方ない。分かってる。
発病に対して
さて、ウイルスが体内で増殖し、潜伏期間を経て発熱などの症状が出始めると「発病」ということになるようです。
インフルエンザワクチンにはこの「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。
※太字部は原文ママ
んーー??
またこの一定程度認められるってのがズルいと思うんだが。
結局「感染」に対しては一定程度も効果が認められないワケ?とか一定程度ってどの程度?とかどんどん疑問が出てくるんですわ。
ただそれはそれとして高い発病予防効果を期待することはできませんって書いてないか?
…それはちょっとどうかと思うんだが。
予防接種受けたのにインフルエンザにかかったことはあるし、別にそんな劇的な効果なんかはなから期待しちゃいなかったけど。
さすがにこうはっきり高い効果が期待できないと書かれているとは思わなかった。
重症化に対して
じゃあ感染にも発病にもたいして期待できないとなると何なら期待できるのか。
発病後、入院を要したりあるいは死亡するような状態まで悪化するのを「重症化」と定義しているようだが、インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。とある。
※例によって太さは原文ママ
続けて国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされていますとも記載されている。
※原文ママ
ここで初めて具体的な数字が出てきたわけだが、「なんだ、発病の阻止にもそこそこ効果あるのか」なんて騙されて良いのだろうか。
というのも、この「国内の研究」とやらが平成11年度の研究らしいのだ。古い。
また、「65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者について」とあり、データとしては限定的なモノではないかと思ってしまうのだ。
副反応について
最後に副反応について見てみよう。
まず針を刺した箇所の赤みや腫れ、痛みなどだが、これは10~20%程度、次に全身症状としては発熱、頭痛、寒気、だるさなどで、こちらは5~10%で起こるという。
どちらも2~3日でおさまる様子。
問題はここからで、まれにアナフィラキシー様の急性(概ね30分~4時間)反応が出ることがあるほか、こちらもまれではあるというがギラン・バレー症候群などの重い副反応の報告もあるという。
これらはものによっては接種から28日後の症状発生というケースもあるようだ。
また、平成24年以降はシーズン毎に1~3例程度副反応によると疑われる死亡例の報告もあるらしい。
…おいおいマジか。死亡例は知らんかった。
補足
主に厚生労働省HPを参考にしましたが、参照元が違うと記載にも違いが見られました。
具体的な予防率の記載があるケースもありましたし、そのあすうち副反応についても様々な見解があり、肯定的な意見も否定的な意見もありました。
信頼できるソースがあるか、その情報は最新のものか、得られる効果とリスク。自分なりに納得した上で接種したいですね。
まぁあれこれ言ったものの、皆さんは自分の好きにすりゃ良いと思います。
自分の人生なんだし。
はてなブックマークのコメント
☆SAVAS
ぐり(id:greengym)さん
継続的になら通販で粉(袋)のヤツを買うのがお財布に優しいです。
まぁ出先での気軽な調達は素晴らしいメリットですが。
すばる(id:subaru7s)さん
あぁ良かった、同じ感想の人がいた。
結局意図・用途に応じてとか好みで選べば良いのですな。