知らないことをやってみるブログ

世の中には、知らないことが多すぎる。アラフォー妻子持ちがなんでもやってみようというブログ。

いちいちガタガタ言いながら桃太郎

どうも、大人迷子です。

よくブログを見て下さるダシャレ先生さん(今朝思い付いてスマホから書いてるんで上手くリンクが貼れませんが)が、桃太郎の話をしておられました。
ほんの1年2年前までは、子供達と一緒にお風呂に入ったときにふざけながら桃太郎の話をしてやったモノです。
そんな感じで、ふざけながら桃太郎の話をします。

子供達相手の時は「ふざけ方」か毎回違ってパターン化されてないので、今回もどう転ぶか分かりません。
それでは、お時間があればお楽しみ下さい。

導入

ーむかぁ~し、むかし。
あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんはかへ洗濯に行きました。


~この「柴刈り」なんだけど、芝生を刈る「芝刈り」と誤解されがちだよね。柴木を刈る、まぁお義父さんがたまにやってるっていう里山の整備みたいなものなんだけど、炊事やらお風呂の釜焚きに使う枯れ枝なんかを得る手段でもあったんだね。

おじいさん達が自給自足で生活していたのでないなら、ひょっとしたら薪を売ったりは多少の収入源だったかも知れない。

ーおばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました
「おやまあ、なんと立派な桃だろう。お土産に持って帰ろうかね」
おばあさんは、桃を拾って家に持って帰りました。


~「どんぶらこ」桃太郎以外で聞いたことないし使ったこともないよね。まぁ別に良いんだけどさ。

それで桃が流れてきた、ってことは、水に浮いていたってことだと思うんだけど、そうするとこの桃はあんまり熟れてない、美味しくない桃だったかも知れないね。

そして気になるのは桃の大きさと重さなんだけど、通常タネにあたる部分が空洞になっていてその中に「あるモノ」が入っている事から最低でも直径40cm以上はあったとして、中が空洞なのを差し引いてもどう頑張っても20kg以上はあったと思うのね。
まぁ仮に20kg程度なら持てないこともない重さではあるけど、元気なおばあさんだったんだね。

あと誰かが落としたモノなのかも知れないのに勝手に桃を持って帰って良かったのかな、っていうのは気になるよね。

中身

ーおじいさんとおばあさんが桃を食べようと包丁を入れると、中から元気な男の赤ちゃんが出てきました。
おじいさんとおばあさんは、男の子に桃太郎という名前をつけて大切に育てました。
桃太郎はすくすくと育って、立派な男の子になりました。


~この桃はさ、何なのかって話だよね。
中から男の子が出てくる桃。
それ桃なの?逆に出てきたのは本当に人間なの?ってね。
川の上流から流れてきたって事だけどね、じゃあ川の上流の何処かに「そういう桃」のなる木があって、物語には登場しないだけで何処かに「別の桃太郎」が、違う名前で生きてるかも知れないよね。

遠征

ーある日、桃太郎は「鬼ヶ島へ行って、悪い鬼を退治してきます」と言いました。
桃太郎は、おばあさんの作ったきび団子を持って鬼ヶ島へ向かいます。


~これさ、さらっと流されてるけど、鬼はいったいどんな悪さをしたんだろう。
ものによっては近隣の村々で略奪行為を働いていたみたいに扱われることもあるけど、誰もやり返さないし、鬼ヶ島に攻め込むこともなかったのかなって。
それほどまでに鬼が圧倒的に強かったと考えるのはちょっと厳しいんじゃないかなと思うんだよね。この点は後でまた説明するね。

増強

ー旅の途中、桃太郎の前に1匹のイヌがやってきてこう言いました。
「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたきび団子、一つ私に下さいな」
桃太郎は、一緒に鬼退治をすることを約束させて、イヌにきび団子をあげました。
※サル、キジは省略。
そうしてお供を手に入れた桃太郎は、ついに鬼ヶ島に辿り着きました。


~なんとビックリ喋るイヌ(サル、キジ)。
まぁ桃から男の子が出てくるんだから今更かも知れないけれど、これには二通りの解釈があるんじゃないかな。つまりもののけ姫みたいに実際に喋る動物だったという考えと、「桃太郎だから」動物の言葉が理解できたという考え。
なにしろ桃から生まれた桃太郎。
普通の人間にはない能力があっても不思議じゃないよね。

きび団子一つで動物を従わせるのも、なにか特別な力なのかも知れない。きび団子にヤバい物質が入っていたとか思いたくないじゃない。ばあちゃんなんてモン持たせんのって。

気になるのは、鬼ヶ島って言うくらいだから島なんだろうけど、桃太郎達はどうやって辿り着いたんだってこと。
まぁ泳いでいけなくもないのかも知れないけど、例えば船で行ったのならその船はどうしたの?ってことなんだよね。
鬼が近隣の村々から金品を強奪したり、力によって支配していたのだとすると、そんなところに向かうための船なんか誰が貸してくれるんだろう。買ったのか?どっからそのお金を?(船、或いは金を)盗んだのか?
もしかして桃太郎って結構ヤバいヤツ?

強襲

ー桃太郎の合図で、イヌと、サルと、キジはいっせいに飛びかかります。イヌはかみつき、サルはひっかき、キジはクチバシでつつきました。
桃太郎も、刀を振り回して戦います。
「うわぁ、まいった。やめてくれぇ」
鬼たちは手をついて謝りました。


~まぁ不意打ちだとは思うね。
でもね、鬼ヶ島には鬼たちが生活していたんだと思うんだよね。しかも近隣の村々から略奪行為を繰り返して、反撃も仕返しもさせないんだからそりゃあ強くて、人数だって十人じゃきかないくらいいたんじゃないかな。

それをね?

桃太郎(人間?一人)と
イヌ(犬種は不明。1匹?)と
サル(恐らくニホンザル。1匹)と
キジ(雉。一羽)

という戦力で、こちら側の戦死者も無しに制圧したってのは不自然だよね。
これはもちろん、桃太郎はやっぱり人間ではないのでそれこそ鬼のように強くて、イヌはもののけ姫のモロみたいで、サルはババコンガみたいで、キジはラーミアだってんならまだ分かるけどさ。
そうじゃなかったとしたら、どうだろう。

要するに、桃太郎側の戦力に対してさえ、抗うだけの、争うだけの戦力が鬼側になかった。鬼は弱かった可能性。
もちろん鬼は近隣の村々で略奪行為なんてしていない。そんなことをする武力は無い。容姿、或いは種族の違いから鬼と蔑まれ、鬼ヶ島で細々暮らす弱者だったのかも知れない。

では何故、桃太郎は濡れ衣を着せてまで鬼ヶ島に来たのか、鬼を退治しに来たのか。

中から男の赤ちゃんが出てくる桃、川の上流に「そういう桃」のなる木があるかも知れない。なら、川を流れていって誰にも拾われなかった桃はどうだろう。
そんな「桃」が流れ着くのが鬼ヶ島なのかも知れない。
どうしてなのか、桃太郎は自分と同じ存在を生かしておきたくなかったのかも知れない。

帰還

ー桃太郎は、鬼から奪った宝物を持って、うちに帰りました。
おじいさんもおばあさんも、元気な桃太郎の姿を見てとても喜びました。
そして三人は幸せに暮らしました。


~鬼が弱かったのなら、近隣の村々から奪った宝なんてあるわけがない。桃太郎が鬼から奪った宝は、何だったんだろ。

例えばどうだろう、切り捨てられた鬼たちの骸が財宝に変わるとしたら。桃から男の子が出てくるなら、鬼から宝が出たって不思議じゃない。
「桃太郎」は、桃を拾った人間に富をもたらすために、同胞を切り捨てて宝に変える「装置」なのかも知れない。

それは神の恵みなのか、悪魔の仕業なのか。





………あれ、何の話をしていたんだっけ?