知らないことをやってみるブログ

世の中には、知らないことが多すぎる。アラフォー妻子持ちがなんでもやってみようというブログ。

トカゲを飼おうとした日

発見、そして捕獲

GWも半ばを過ぎた頃、駐車場でトカゲを見つけた。まぁ厳密には見つけたのは子供たちだが。
何年ぶりどころか何十年ぶりに見るトカゲは、不思議と子供の頃を思い出すような錯覚を抱かせてくれた。
案外と、ここのところ感じている「何かをしたい」というような気持ちに答えが見いだせるかも知れない。
そんな期待のもと、トカゲを捕まえてみた。
W400×D200×H300くらいのアクリルケースがあったので、そこに乾いた土を入れ水飲み用の小皿、隠れ家用に陶器、小石で高低差をつけるなどそれらしい形を作ってやる。
素人目には「それっぽく」見えるが、どうなることか。

観察、その魅力

アクリルケースの中にトカゲを放し、改めて観察してみる。
すると驚くほど魅力的なことに気付く。
ドラゴンを彷彿とさせるような肌の質感は男の幼稚な部分をワクワクさせてくれるし、つぶらな瞳でまばたきする様は実に可愛らしい。
時折チロチロと舌を出すのも実に良い。
守りたい、この命。

彼らは何を食べるのか

そうなると気になるのは食糧である。
簡単に調べると、主に虫を食べるようである。
植物性のものも食べるらしいことも書いてあったが、やたらとコオロギが推されてるような印象。

  ∧_∧
⊂(#・ω・)  < ご家庭にコオロギはない!
 /   ノ∪
 し―-J lll l
         人ペシッ!!
       __
       \  \
          ̄ ̄
庭の土をほじくり返して小さな虫、ミミズなんかを用意してみたものの、これがまぁまったく全然、文字通り食いつかない。
このままではどうしようもないので近所の小さいペットショップに向かうと、ヒョウモントカゲモドキの餌が。一応爬虫類全般いけますみたいな意味のことは書いてある。
よしこれだ、と思うよね。
当然買って帰るよね。

…食べないんですよ
説明書きの通りに顔の前で動かしてみたものの、「やめんか鬱陶しい」と言わんばかりのリアクション。
もうね、どうしようもなかった。
別のペットショップで別の餌も買ってみたんですよ。
食べないんですよ。
二日ほど頑張って、ほんのちょっとだけ食べてはくれたんですが、ほんとにちょっとだけ。
今の私の知識では、このこに食事を与えて、食べさせることが十分に出来ないんだと思った。
逃がすことにしました。
子供たちは残念がってたんですが、そんなもん必死こいて餌あげて、やっとの思いで食べてくれた過程でこっちも相当可愛く思えてきてた矢先なので、私だって残念ですよ。
でも、このままではただ捕まえて餓死させただけ、と言うことにしかならない。
それはあんまりだもの。
GW開けの朝方。
アクリルケースから脱出しやすいように細工をして、仕事に行きました。
なんかサヨナラするのは見たくなかった。
帰宅後、トカゲのいなくなったアクリルケースを見て、やっぱりなにか寂しかった。

飼うときに注意すること(=私が失敗したこと)

爬虫類用の専用ケージを使うこと!

これに尽きる。
脱走防止や環境作り全般にも良いし、何よりも前から給餌出来るのが大切だと思います。
後から知ったんですが、トカゲは自分を捕食対象にする鳥類への警戒心が非常に強いらしいです。つまり、上方向を警戒する。
アクリルケースは上しか開いてないから必然的に給餌か上からだったんですが、これが最悪だったんですね。

トカゲは時間をかければ人にも馴れるし、手から給餌することも可能になるようです。
いつか機会があったなら、是非心を通わせて見て下さい。