万年筆の手入れ出来るかな
申し訳程度に万年筆を使っておるわけなんですが、そろそろインクを補充しないとなーなんて思った次第です。
でも良い機会だからお手入れしておいた方が良いかしら?なんてちらと考えてみたものの、残念ながらどうやるのか解らん。
適当に洗えば良いのか?
そんなあれやこれをやってみましょう。
万年筆の種類、超初心者版
なんでもお手入れ方法は万年筆の種類というかインクの充填方法で異なるのだとか。
前回記事ではカートリッジ式とコンバーター式の二種類で説明したが、本来はこれに吸入式を加えた三種類の分類が正しいそう。
コンバーター式は別名を両用式とも言うようで、コンバーターを取り外してカートリッジを使うことも出来る。
あぁなるほど、コンバート(convert)と考えるとそうなのか。
コンバーター自体にはさらに回転式、板バネ式、プッシュ式などがあるようだ。
吸入式は物凄く乱暴に言えばコンバーターが固定されていて取り外せないタイプだというイメージ。というか今の私には回転式のコンバーターと吸入式の機構の違いがよく分かっていない。
傾向として吸入式が採用されるのは高価格帯が多いとのこと。
ちなみに昔ウチの父親に貰った(ペン先をダメにしてしまった)万年筆は吸入式であった。
……調べれば調べるほどケシカラン息子であるなぁ。
コンバーター式のお手入れ、超初心者版
今使っているのはコンバーター式で、コンバーターは回転式のタイプ。
このタイプはザックリ言えば「コンバーターの洗浄」と「ペン先の洗浄」を行うようだ。
手順は多少違うものの、カートリッジ式はペン先の洗浄のみ行う様子。まぁ当然か。
まずコップに水もしくはぬるま湯を入れて、そこにペン先を入れる。
みるみるうちにインクで黒く染まっていく。
コンバーター式の場合はこの状態でインクの代わりに水を出し入れすると、コンバーターとペン先の洗浄を兼ねることが出来る。
さすがにここまで真っ黒だと水を替えてやる方が良いでしょうね。
二回水を替えるとインクが溶け出さなくなりましたが、さじ加減が解らなかったのでこのまま一晩放置。朝にはまた水が濁っていました。
この段階でコンバーターを取り外し、念の為コンバーターのみで水を出し入れして洗浄、ペン先は再度水を替えたコップに入れます。
カートリッジ式の場合はカートリッジを外した後に直接この工程からスタートするのでしょう。
とりあえず今朝のところはここまでで出社。
ここからは今日帰宅後に作業予定ですが、コップから取り出したペン先を流水で洗い流し、乾いた柔らかい布で拭いた後によく乾かして終了。
汚れが酷い場合は超音波洗浄器なんてのもあるようなんですが、きっとお高いのでしょうからそうならないようこまめにお手入れするのが正解なんでしょうね。
お手入れするタイミング、超初心者版
目安として、どのような時にお手入れするのかということも触れておこう。
大きく三つあるようだ。
インクの出が悪いとき
内部でインクが固まっている可能性が高いため、洗浄してやるのが良いのだとか。
これは使っていてわかるお手入れサインと言える。
インクを替えるとき
違う色のインクを使うときは、混ざらないように洗浄してからが良い。
まぁこれは言うまでも無い。
長期間使ってないとき
これは一つ目に近いと思うが、万年筆は使わずにいるとインクが固まってしまうので、使う前に洗浄してやるのが良いという。
結局万年筆の一番のお手入れは継続的に使ってやることのようだ。
以上のようなことがなくとも季節毎に一回程度を目安に洗浄してやるのが良いという。
まぁあれこれ言ったものの、皆さんは自分の好きにすりゃ良いと思います。
自分の人生なんだし。
仮にペン先がダメになっても自己責任ですし。