知らないことをやってみるブログ

世の中には、知らないことが多すぎる。アラフォー妻子持ちがなんでもやってみようというブログ。

アナタならどうする?

どうも、大人迷子です。


まぁなんというか根本的なところでクズなんだよなぁ私は、とか思ったりするのです。
ここ10年ほどでまだしもマシにはなったと思うんですが。というか思いたいのか。

今朝はいつもと違うことがあったのでなんとなく思うことを書いてみます。


そういやあったなそんなこと

少し前の話になりますが。

通勤中に、男性に付き添われて横断歩道を渡るおばあさん?がおりまして。
まぁ息子が老親に付き添ってるのか、程度の感覚で見ておりました。
別にジロジロ見るでもなく、他の通行人と違うからちょっとだけ印象に残った程度の話。

それで終われば、まぁそんだけの話なんですよ


種明かしのコーナー

今朝の話。

同じ横断歩道で、知らないおばあさんに話しかけられました。道を尋ねられるのかと思い、何ごとかと近寄ってみるわけです。

まぁもうオチは読めるでしょうが。

何処かしらマヒがあるのか、それと思しき調子で言うことにゃ

横断歩道を渡るのに手を貸して欲しい

という意味のことをおっしゃる。
サングラスで目元が見えなかったが、一瞬目が不自由なのかと考えた。が、そうであればここまでどうやって来たんだ(その方は一人でした)という話になるので、やはり最初に感じたとおりマヒがあって色々と自由が効かないのだろう。

以前に見たおばあさんの容姿はよく覚えていないが、恐らく同一人物で、その時も同じように道行く人に手を借りていたのだろう。

国によっては金なり荷物なり命なりとられかねないところだろうが、そういう風に下心なく人助けをする人間がいるあたり、まだまだこの国も捨てたものではないのかも知れない。

そんな風に思った。


人助け出来るかな

さて、まぁ手を貸してくれと言われているのである。幸い通勤中とは言え時間に余裕はある。だいいち、私自身がその横断歩道を渡るのだ。


「ふざけんな冗談じゃねぇよ」


というのが本音であった。(←ドクズ)
何よりもまず断る方にフルスロットルで気持ちが傾いて、何なら口汚い断り文句も浮かび、人としてそれはアカンと穏便な断り文句を探し直した。

思う。

何故断らなければいけないのか。
別に助けてやれば良いのだ。何も10km先まで連れてってくれと言われているわけでなし、横柄な態度というわけでもない。
どうして私はこんな風になってしまったのか。

同じように、別に助けたって損もないのに困っている相手は見捨てろと、我が子にそう教えるつもりか。或いは生き馬の目を抜くようなこれからの時代、それも正しいのかも知れない。

しかし、そんな風に育って欲しいと思うのか。

自分は困っている人を見捨てるのに、どの口が我が子に人助けをせよと説くのか。


何も変わらない

まぁ、何が変わるでもない。
ここで私が助けようが助けまいが、そんなことで世界は変わらない。
だからこれは単に

「私が」変わろうと「する」かどうか

ということ。
だから、私はおばあさんに手を貸して、横断歩道を渡った。

別にそんなことで何も変わらない。
つーか変わらなかった。
何か得をしたわけでもないし、満足感があったわけでもない。でも、別に損もしなかった。







まぁあれこれ言ったものの、皆さんは自分の好きにすりゃ良いと思います。
自分の人生なんだし。