知らないことをやってみるブログ

世の中には、知らないことが多すぎる。アラフォー妻子持ちがなんでもやってみようというブログ。

嘘を吐かずに嘘を吐く方法

どうも、大人迷子です。

まぁタイトル見て「何言ってんだコイツ」と、当然なりますよね。
仕事上いろいろな交渉をするのですが、必ずしも正攻法でいけば良いってもんでもないわけでして。
時にはブラフ、はったりが必要な時もあるわけですね。でも嘘を吐いて人を騙すなんて良くないって普通は言うじゃないですか。
じゃあ嘘を吐かずにどうしようかというようなことを書いてみます。

ケース1、部分肯定

まぁ手元に資料があるとするじゃないですか。
嘘八百の。
それを相手に見せる時に、説明しながら特定の箇所・数値を指差して、

「あー、ごめんなさい。コレ裏取り出来てないんで、参考程度に見て下さい」

と自分から言うわけですよ。
「コレ」もなにも全部裏取りしてないのだとして、しかし相手はどう思うだろうか。

だいたいにおいてネガティブな事は隠しておきたいのが人情です。
営業マンが自社の製品・サービスの悪いところバンバン言うことってあまりないですよね。………ないよね?
ですので、聞かれてもいないのに「裏取り出来てない」なんてネガティブな事を言う以上、他は裏取りしてるんだと勝手に思ってくれるんですね。

というか「コレ」が「どれ」なんて明言してないので、「コレ=目の前の資料」も成り立つわけですから全肯定とも言えます。

言うまでもないですが、その資料はぱっと見では分からない程度の体裁は整えて下さい。
また、資料を相手に渡さなければいけないシーンでは使えません。相手に裏取りされるとバレるからです。かなり限定的になるでしょうが、渡したところで相手には裏取りできない内容なら渡してもオーケー。

ケース2、わざとらしく嘘を言う

「嘘を吐くんじゃないか」となるでしょうけど、違います。
「嘘だと言う」んです。
まぁ例えばですけど、

「それ立場上言うわけにいかんのですわ。なんでまぁね、仮に、仮にね?『例え話』として聞いて欲しいんですけど上司には◯◯◯って言われてるんですわ。…あぁじゃなくて『言われているとして』ね?でも◯△□なんだから△□×にすべきだと思うんですわ。………あ、じゃなくて『もしそうだとしたら』って話ね?」

まぁその『例え話』に関してはその時の交渉内容に応じて好きにして貰えば良いんですけど。
こういう事情だからこうしたい、「だけど」立場上そんなこと言えない、「だから」これは例え話だからね?マジでマジで。
話す内容は全部まるっと『例え話』だと事前に断っている。でもこの言い方で、相手は本当に『例え話』だと思うだろうか。

例えるなら「絶対に押すなよ!」が近いニュアンスでしょうか。
「分かるだろ?」って話なんですよ。

この方法はそれっぽく嘘を吐いて相手を信じさせなくて良いのがポイントだと思ってます。
わざとらしくて良い。
むしろわざとらしい方が良い。
嘘臭く「嘘だよ」って言うんです。

ケース3、様式美

これは厳密にはケース2の類型と考えた方が良いかも知れませんね。
「Aといえば当然Bだよな」というカタチが出来上がっているヤツです。
「絶対に押すなよ!」も正しくはこっちでしょうか。
他に「これは友達の話なんだけど」とか「アレを倒してしまっても構わんのだろう?」とか「何にもしないから」とか「先っちょだけ」とか
他にも色々あるんじゃないでしょうか。

信用第一

今回紹介したケースというのは、基本的に相手と信頼関係が出来ていて、十分に打ち解けている時に最大の効果を発揮すると考えます。
当然そのためには関係を築く準備期間が要りますし、今回紹介したことがバレたら築いたものは台無しです。
正攻法でなんとかなるなら、やはりそれが1番だというのは肝に銘じておくのが良いでしょう。



まぁあれこれ言ったものの、皆さんは自分の好きにすりゃ良いと思います。
自分の人生なんだし。