知らないことをやってみるブログ

世の中には、知らないことが多すぎる。アラフォー妻子持ちがなんでもやってみようというブログ。

出来なかったシリーズ

ブログを始めて以降、「◯◯出来るかな」といった記事をいくつか書いたし、書いた内容はもちろん実際にチャレンジした。
しかしながらブログを始める前からそのような兆候はあって、あれこれと迷走していたりする。
そんな中から過去に挑戦し、断念し、恐らく二度とやらないだろう事を紹介してみよう。

お茶の名は

まず最初に、ちょっとした昔話をしよう。
なに、大した話ではない。
私が小学生の頃のこと。
その日、学校は午前中までで、母親は仕事に出ていた。
昼食に母親の作ったおにぎりを食べていた私は、のどを詰まらせてしまったのだ。
慌ててお茶を飲んでのどの詰まりを解消したわけだが、なんだか気持ちが悪い。
結局用意されたおにぎりを完食しないまま、ごちそうさまをした。

まぁ見出しから明らかではあるが、原因はお茶であった。
…いや違うな、原因はお茶ではない。
事実が発覚した際の母親とのやりとりは省略するが、私が飲んだのはお茶ではなく、


乾燥シイタケの戻し汁だった。


お茶「もしかして」
戻し汁「私たち」
お茶・戻し汁「「入れ替わってる~!?」」
ってやかましいわ。

色は紛れもなくウーロン茶のそれだったと申し上げておくが、それが普段お茶を入れてある容器に入っていたのだ。
ごく普通の小学生の想像力で、それが乾燥シイタケの戻し汁だなどと想像することは不可能だったと思う。
加えて、のどの詰まりを解消するために切羽詰まっていた私は味など気にしている余裕はなく、結果「なんだか分からんけど気持ち悪い」という現象だけが残った。

◯◯◯◯食えるかな

別にそれが原因だなどと言うつもりはない。
つもりはないが、私はシイタケが好きではない。
それを「子供みたいなこと言いやがって」と思う人がいるなら、逆に問いたい。

乾燥シイタケの戻し汁飲んだことあるのか。

料理に出汁として使ったとかではなくて、ストレートでコップ一杯。
いや違うな。当時の私の体格に対してコップ一杯だから成人男性の体格に対してならもっと多い筈だ。中ジョッキくらいか?
なんにでも適量というモノがある。
日常で問題になることはないとはいえ、水にだって致死量がある。
あの日あの時、小学生の私が感じた気持ち悪さは、体の発したアラートに他ならない。


まぁしかしながら、私も親になった。
自分がシイタケ好きではないクセに、どの口が子供達に好き嫌いはいかんと言うのか。
そんな思いから、シイタケを食べられるようになりたいと思ったのだ。
いちおう申し上げておくが、食える。
だがそれは「耐えられる」という意味に過ぎない。
それではいかんと思った。

本物の◯◯◯◯を食べたことがない

まぁよくあるヤツである。
本物の◯◯◯◯を食べたことがないとか、とれたての◯◯◯◯は味が違うとか。
そんなモノにすがろうと思った。
じゃあどうしようかなと。
これは今ブログをやっている中でも気を付けている事なのだが、「家族と楽しむ」みたいなのはまぁ良いとして「家族を巻き込む」ようなことはしないようにしようと思っている。
本物のシイタケ、とれたてのシイタケを食べるために出かけるというのは家族を巻き込んでいないだろうか。別に子供達はシイタケが好きというわけではない。
1人で出かけるというのも、モノがシイタケだけに心が折れそうだ。
そんな中ホームセンターでシイタケ栽培キットを発見した。
これなら自宅にいながらにして、家族を巻き込むことなくとれたてのシイタケを食べることが出来る。
私はこれに賭けることにした。

◯◯◯◯栽培出来るかな

※いちおうですが、画像あるのでご注意を



まぁ説明書の通りにすれば簡単である。出来るかなもへったくれもない。
メーカーによって違うかも知れないが、あらかじめ菌を打ってある菌床を一日水に浸け、あとは湿度・温度を適切に保つだけである。
拍子抜けするほどあっさりとにょきにょきと生えてくる。
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だから問題はそんなことではない。
適度な大きさに育ったシイタケを収穫し、軽く表面を拭き取ったら、シンプルにフライパンで焼いて醤油で味付けである。
ここであれこれ手を加えて調理してはシイタケを克服したことにはならない。そしてこれも大切なことだが、とれたてにこだわった以上は時間との勝負だ。
いざ、実食。

それからどしたの

まぁ言うまでもない。
ダメだった。
「そういう問題じゃあないんだなー」って思った。
人によっては原木シイタケ薦めてくるかも知れないけど、そういうのもういいです。
だって「本当に美味い、本物のシイタケ」だけ食べられるようになっても仕方ない。日常で当たり前に手に入る普通のシイタケが食べられないようでは、私は子供達に「好き嫌いはするな!」なんて教えられない。
そういう意味では、例え取れたてではあっても「素人がホームセンターの栽培キットで作ったシイタケ」は、サンプルとしては良い落としどころだったのだろう。

シイタケが好きな、美味しいと食べている人を否定する気はない。ただ私にも無理強いしないで下さい。


まぁそのようなわけで子供達にはこう教えようと思った次第である。
「キノコ以外のモン残すな!」



まぁあれこれ言ったものの、皆さんは自分の好きにすりゃ良いと思います。
自分の人生なんだし。