消えたもの、思い出したもの
小学校の運動会に行ってきた。
子供の運動会も別に初めてのことではないわけだが、ある意味今回が一番大変だった。
と言うのも、お昼のお弁当には大好きなものばかり入っていると一番下の子(園児)が気付いていて、開会式の時点から「まだお昼食べないの？」とやかましい。
まぁなんだかんだ昼食後もやかましかったからもはや弁当どうのこうのは関係なかったと言えなくもないが。
消えた忍者
そんなわけであまり運動会自体をのんびり見れなかったわけだが、気のせいだろうか。
忍者がいない。
「何言ってんだこの馬鹿」と思われそうなので簡単に説明させて頂く。
幼稚園の運動会では非常に多くの忍者がいたのだ。
徒競走系の競技で「位置について」の時に半数以上の手が
こうなのである。ニンニン。
それがどうしたことか。
ついこの間まで幼稚園児だった筈の一年生にも忍者がいなかった気がする。
忍者やめたのだろうか。
それとも忍者であることを隠し、キチンと忍ぶようになったのだろうか。ドロン、ドロン。
いちゃりばちょーでー
一番上の子がよさこいソーランみたいなダンスをやったのだが、流れていた曲が沖縄の歌だったと思われる。
思われる、というのはまぁ曲自体は知らん曲だったわけだか、歌詞の中に「いちゃりばちょーでー」というフレーズがあったからである。
昔色々こじらせていた時に趣味で小説なんかを書いていて(※黒歴史)その時に調べて知っていたのだ。
沖縄の言葉で
「一度出会ったら兄弟なんだよ」
というような意味。
そういう言葉が普通にある、というのは、きっと沖縄の人の精神性・考え方に近いからなんだと思う。
私は沖縄の知り合いがいないので実際に確かめたわけじゃないですけども。
素敵な言葉じゃないですか。
黒歴史とともに忘れていた言葉だけど、今日思い出せたのを良いきっかけにしたいなと。
私なんかは捻くれすぎて今更難しいですけど、子供たちにはこんな優しく暖かい考え方を大事にして欲しいなと思います。
兄弟じゃないか、仲良くしようぜ。
みんながそうなれば、争いごとも起きないのにね。
